Surface Pro

設定して、いろいろ使った感想のメモ。
主にVAIO Xとの比較。


まず良い所。

x86Core i5

x86なので特に苦労することなく、配布されているバイナリが走るのはやはり楽。
Atomを使っているVAIO Xと比べると重たい処理を行った時の快適さは段違い。
オートコンプリートのデータベース再構築が引っかかって断念したVisualStudioも動かせそうだと思った。
FPGAの開発もメモリが少ないので大規模なものは無理だが、小さいのならできるかも。

フルHD液晶は綺麗

高DPIなので表示は極めて綺麗。
標準は150%の拡大率で表示されており、100%と125%も試してみたが、指でタッチする運用を考えると150%で使うのが良いと思った。

KickStandはやはり便利

個人的にSurfaceの意義の半分ぐらいを占める内蔵スタンドのKickStandはやはり使いやすい。
角度がちょうど好みに合っていたのが良い。
強度も充分で開閉の時の精度感も高く満足。

頑丈

アメリカンな頑丈さで非常に心強い。

意外といい仕事をするペン

オマケだろうと思っていたペンが思いのほか使える…というかタッチ操作に最適化されていないアプリの場合ペンを使わないと動かせない場合があるので、必須。
磁石で引っ付く電源コネクタ部分に引っ付けて運べるのも良い。


次に悪い所。

結構熱い

スペック&薄さ的に予想されてたように、かなり熱が出る。
ただ、VAIO Xも似たようなものなのでこれはあまり気にならない。
Linpackで負荷をかけ続けていても、ファン音は鳴り響くものの、動作周波数が低下することは無く、TurboBoost周波数で動いていたので放熱はうまくいってるんじゃないかと思う。

高DPIに対応していないアプリ

Surfaceというより、Win8サードパーティーの問題だが。
Metro部分とか対応しているアプリは良いが、非対応のアプリはDPI仮想化によって標準のDPIで描画→拡大されるので周りとの落差もあって余計汚く見える諸刃の剣。
特に気になるのはChromeブラウザ。
一応、DPI仮想化を切ったうえでChrome側で拡大すればいいという方法があるが、そうするとUIが小さいままで使いにくく、どうしようかと悩んでいる。

ACアダプタのACコードは微妙

デザインを合わせるためか、コンセント側がスクウェアな形をしているが、ピッチが狭い電源タップだと隣のプラグが挿せなくなる。
標準的なメガネコネクタなので取り換える予定。

電源とDisplay Portの位置

電源コードは磁石で引っ付き、上方向と下方向どちらにも出せる構造になっているが、下方向に出すとDisplay Portと干渉し、上方向に出すと電源ケーブルの納まりが微妙になる。
電源アダプタのコネクタはペンの取り付け場所を兼ねていて、ペンのボタンの位置的にここしかないというのはわかるんだが、何とかならないかな?と思う。



細かい所は気になるけど、全体としては非常に気に入っている。
搭載しているCPU的にも"タブレットの上位機種"としてみると熱とか重さが気になるけど、"キーボードの無いUltrabook"だと思えばいいと思う。