バッテリの位置

ふと考えたこと。
電動変速機のバッテリってどこに置くのがいいんだろう?と思って、各社どうやってるか適当に調べた。

ダウンチューブのボトルケージの下

もっとも一般的?な配置。
ボトルケージに共締めする金具を使うか、対応フレームだとバッテリ固定用に別にネジ穴が開いていたりする。
タイヤが巻き上げたものが当たりにくいし、安全な場所であるのは間違いない。
欠点は、ボトルケージに干渉して小さいボトルしか入らなくなったり、シートチューブ側のボトルをあきらめる必要があること。
私のRXRSはここについているが、EPS化前は両方に大きなボトルが入ったが、EPS化後はシートチューブ側に小さいボトルしか入らなくなった。
個人的には欠点と思わないが、バッテリが目立つというのも人によっては気に入らないとのこと。
また、EPSは充電コネクタを挿す分だけ、Di2はバッテリを外す分だけフレームやボトルケージからスペースをあけなくてはいけないので、隙間が空くのは気になる。

BB下

LOOKの695とか、TREKが採用している配置、BBの真下に専用金具で固定する。
何かに当たらないか?と思ったが、チェーンリングがガードになるので安全らしい。
重心はBB付近にあるので、重心に近づけて、なるべく低い位置につけるというのは正しいと思う。
ただ、タイヤが巻き上げた砂とかが当たらないのか?というのは心配し過ぎなんだろうか。
多少当たっても大丈夫ということなんだろうか。

BBの手前

RXRSのDi2モデルとか、DE ROSAのPROTOSのEPSモデルが採用している配置。
BBの前方のダウンチューブの外側に取り付ける。
メリットデメリットはほとんどBB下と同じだと思う。
BB下ほど出っ張らないのと、BB下で支えるワークスタンドが使いやすいのはメリットか。


BB前に配置しているケルビムの配線の通し方はいいなと思った。

チェーンステーの下

FELTが採用している配置。
チェーンと逆側のチェーンステーに固定用ネジ穴がついていて、そこにボトルケージ下固定用のステーで固定する。
Di2用らしいが、重量・横幅的にEPSで使えるかは不明。

シートポスト

STORCKがTTマシンで採用している配置。
シートポストに、固定用ネジ穴がついていて、シートポストに固定する。
標準の位置から大きくずれているのと、重心が高くなるのはデメリットだが、安全度でいえば一番安全?

内蔵

ColonagoがC59 Scuderia(Di2 詳細不明)で、DE ROSAがSuper King(EPS BB前に開口部があって埋め込む)で採用している。
また、Di2はDURA-ACE 9000からシートチューブに埋め込む(一般的なシートポストと同じ直径)バッテリを出すとのこと。
できるならこれが一番シンプルでいいと思う。
ただ、DE ROSAのものはこれ大丈夫か?って思うような開口部がBBの前に開いているのが気になる。
バッテリを専用の蓋にマウントした後、蓋をフレームにネジで固定する方式に見える。
充電用のコネクタは専用の延長ケーブルがフレームに埋め込んであって、フレーム表面にコネクタが出てくるので、充電するときはそこから充電するということらしい。
内蔵できるなら埋めちゃった方がいいような気もするが、バッテリのみのDi2はともかく、メインのコンピュータまで入っているEPSはDE ROSAみたいな力技?にしないと厳しいかも。


意外といろいろあった。
非対応フレームはボトルケージ下で、最近リリースされている対応フレームはBB付近が多いみたいに見える。
現状のRXRSでは、ボトルが小さくなったものの、無難なボトルケージ下でいいと思った。