ペン

SurfaceのデジタイザペンはWacomのWacom feel IT technologiesを使っている。
ざっと資料を見たところ、Wacomの電磁誘導式ペン技術をベースに、静電容量式タッチパネルを組み合わせた方式で、指の検出は静電容量でやってペンの検出は電磁誘導でやるという方式らしい。
システム的には電磁誘導システムの方がマスターになって静電容量のサブシステムからのタッチ情報とペンの位置検出結果を統合して最終的なタッチとする方法になっている。
これによって、ペンが検出されている間はタッチを無効化するパームキャンセルなどを実現しているとのこと。


純正ペンのサイドに引っ付く機構は良いかな?と思っていたが、タッチで使っているときにペンが邪魔に感じるので持ち歩く時ぐらいにしか使わないのと、電源アダプタ部分と嵌合する形状で出っ張っているためサイドボタンが押し辛いというのが気になっていた。


技術を提供しているWacomがfeel IT用のペンを出しているということを知ったので、保護シートとともに買った。
普通のペンみたいなタイプとカーボン仕様の高級版があったので、カーボンにした。

Wacom Bamboo Stylus feel carbon CS400UK

Wacom Bamboo Stylus feel carbon CS400UK

ただ、スペックから見るとカーボンの方が大きくて重い。

通常版
直径9.5mm(突起部除く)、11.9mm(キャップ含む) 長さ124.2mm(キャップ除く)、132.4mm(キャップ含む) 重量約18g
カーボン
直径10.6mm(突起部除く)、12.6mm(キャップ含む) 長さ128mm(キャップ除く)、140mm(キャップ含む) 重量約28g

純正ペンからすると少し太くなっているが、かえってそれが持ちやすくなっていると感じた。
また、サイドボタンがフラットになって押しやすくなったのはかなり良い改善。


あとは持ち歩く方法だが、普通に胸ポケットにさせば良さそうなので問題なし。


追記
Surfaceのペンを使って餅は餅屋だなということを実感した。
iPhoneの時に指のフリをするスタイラスを試してみたが、結局指の方が良いという結論になって死蔵していた。