総当たり

ここ数日、クロックとかの設定を弄って温度を測っていて、"なんかネット上の情報より温度が高い気がする"とか思って記憶をたどったらAVX対応Linpackに入れ替えているせいで非対応のLinpackを使っている記事よりも負荷がかかっていた模様。
掃除もしたので総当たりでとってみることにした。
とはいっても、あんまり多いとやる気が途中でなくなるので、以下の3項目の組み合わせ8パターン。

  • 微妙にOCしたTB(4コア時3.9GHz)の有無
  • FAN制御(最大負荷時2200rpm/アイドル1000rpm)あり・1000rpm固定
  • AVX対応の有無
TB FAN AVX 性能 コア温度 パッケージ電力 コア電力
105GFLOPS 84 (Core#3) 73.5 68.2
× 55GFLOPS 75 (Core#3) 60.8 55.9
× 105GFLOPS 87 (Core#3) 73.5 68.1
× × 56GFLOPS 78 (Core#3) 61.7 56.7
× 90GFLOPS 66 (Core#3) 51.0 45.8
× × 48GFLOPS 60 (Core#3) 41.9 37.1
× × 88GFLOPS 67 (Core#3) 50.4 45.6
× × × 48GFLOPS 62 (Core#3) 41.9 37.1


全項目でTurboBoostは問題なくかかっているようだった。


それぞれの項目の差異。

  • TBがあってほかが同じだと最大+16℃程度の上昇
  • FAN制御なしだと+3℃程度の上昇
  • AVXを有効にするとクロックに比例する温度上昇

TB・FAN固定・AVXの87℃は結構危険な感じに見え、これ以上クロックを上げていいのか不安になる。
ヤバい状態になったら制御システムがクロックを引き下げるから大丈夫なのだろうか。


FAN制御は回転が倍になっている割にはあまり効いてない気がするので、もしかしてケース内のエアフローが足りないのだろうか。
または、ヒートシンクの取り付けがあまりよくないとか…というパラノイア


AVXは同一クロックでの性能がほぼ倍で消費電力も増加するという順当な結果。


TBなしの定格・FAN制御有り・非AVXLinpackという結果で60℃となり、グリスの時に参考にさせてもらった記事と同じような値が取れた。
【瀬文茶のヒートシンクグラフィック】【番外編】Core i7-3770Kの「殻割り」で熱輸送のボトルネックを確かめる - PC Watch
Ivy Bridge世代のXeonを“殻割り”してみた
この結果をもって正しいと言っていいのかはわからないが、定格で測ったところは大きくは外れていないんじゃないかと思う。
逆にオーバークロックするところはここまで上げられないので、何とも言えない。
AVXを使わなければもう少し上げてめ温度は大丈夫そうだが…