マミさんエステと洗濯

マミさんお迎えしてから、半年ぐらいたって服が汚れている気がするので服の洗濯を行うことに。
また、顔はメイク済みだが素体は特に塗装とかがなく、パーティングラインが気になったので(ボークス用語でいうところの)エステも同時にすることにした。


ボークスのエステメニュー
ボークス製じゃないうえに、販売元が日本撤退したりしたので自力で何とかするしかない。


人形のバラバラ写真とか出てくるので、一応続きを読むにする。
ネットで情報を調べたところ、ヤスリでパーティングラインを削って目立たなくするのと、指みたいな細かい部分でキャストの都合で引っ付いてしまっている部分(水かき)を切り離すのがよく行われているということが分かったので、3Mのスポンジヤスリを買ってきた。
#320〜#600相当のスーパーファイン、#800〜#1000相当のウルトラファイン、#1200〜#1500相当のマイクロファインを購入。
研磨剤をスポンジに接着してある構造で、紙やすりよりも曲面になじみやすいというのがメリットらしい。
触ってみると、コンパウンドの粉をスポンジ表面に固めてつけてあるという身もふたもない表現で表現できる代物。
削っているときにかなり派手に研磨剤が剥がれるので水研ぎしたとしても耐久性はペーパーよりもないと思う。


さっくり分解。

両足-首のゴムと右手-左手のゴムで支持するトラディショナルな球体関節人形の構造をしているため、ゴムを外せばバラバラになる。
マミさん以外は実物を見たことないが、ネット上の説明を見る限り、マミさんの関節構造は部品が多く、結構複雑なことをやっているように見える。
部品にはすべてLRの刻印があるので左右を取り違える心配はないが、無くさないようにお菓子の箱に並べる。

中性洗剤で残っているかもしれない離型剤や表面の汚れを洗い流す。
内部にもレジン粉があって、動かしていて削れたのか、製造時のものが残っていたのかは不明だが、洗い流した。


洗い終わって、洗剤を除去したら、スポンジヤスリでパーティングラインをひたすら削る。
おそらく射出成型じゃなくて、レジンキャストで作っていると思われるため、パーティングラインは条件によって、凸状のほかに凹状もある。
凸は削ればなくなるが、凹を見えなくするためには周りを全部削るか、埋める為に別樹脂を用意するかしかないと思われるので、完全に消さなくても目立たなくなればOKという自己ルールで行うことにした。
今回は塗装しないので、スーパーファインとウルトラファインでパーティングラインを整えた後、マイクロファインで全体を整える方法にした。
水研ぎでひたすら削っていたら1日たっていたとかあったが、例によって写真を撮り忘れた。
あと、関節の動きが渋かった部分も微調整した。


手の指に関して成形の都合で引っ付いていた人差し指・中指・薬指をデザインナイフで切りわけ、紙やすりで仕上げた。

右手。
中指と薬指が引っ付いていたので、切り分ける。

左手。
中指と薬指に加え、人差し指も一体化していたので切り分けた。
ここの部分が一番緊張して嫌な汗が出まくったが何とかうまくできた。


足の指も同じ方法で切り分けるらしいが、精神力が持たなかったので次回以降にまわす。


工作が終わったら最初と同様に中性洗剤で研磨剤を洗い流す。

乾燥中…下にひいてあるのはキッチンペーパーで水けを吸い取るかな?と期待。


同時並行的に服も洗う。

方法の情報があまりなく、迷ったが洗面所で手洗いすることに。
手洗い用洗剤をかなり薄めで使った。
コルセットの革の部分はあまり濡らすとよくないと思われるので、うまく濡らさないようにスカートの部分だけ洗うようにした。



洗ってすすいだら水気をとって乾燥させる。

例によってキッチンペーパーで水気を吸い取ってから自然乾燥させている。


一番の鬼門の組み立てだが、特に専用の道具であるゴム引きやら鉗子がなくても何とかなった。
組み立て途中の写真も撮ったが、(人形の)裸を載せてはてな的に大丈夫なのかというのと、さすがにかわいそうなので写真無し。


普通のビニール線を通す→ゴムに引っ掛ける→引っ張るという方法で普通にゴムを通すことができた。
むしろ金属で傷をつけそうなゴム引きよりもいいんじゃないか?とおもう、引っ張る力は必要だけど…
デリケートな手首と顔は素体がくみあがってから引っ付けるシステムになっているため、特に養生しなくてもよかったのは楽だった。
完成写真を撮ろうと思ったらまだ服が生乾きだったのでもう少し乾燥させる。


今回わかったこと

  • 案ずるより産むがやすし
  • パーティングライン消しは疲れるが見た目がよくなる
  • 水かき除去は手間以上の満足感があるのでやってよかった
  • 分解・組み立ては思ったよりは楽

次回以降に行うこと

  • 足の指の水かき除去
  • パーティングラインをもう少し目立たなくする
  • 塗装?
  • 関節の渋いところをエンジンバルブの摺り合わせ的な手法で滑らかにする


次にやるとしたらテンションゴムの交換もやってみたい。
テンションゴムがヘタる1年後ぐらいかな?