グリスの慣らし

適当に調べてみたが、やっぱりよくわからない。
シリコングリスが固くて隙間にまで浸透していない→熱で柔らかくなって隙間入り込んで密着度アップということかな?と思ったが、それだとしても200時間もかかるんだろうかという疑問がある。
200時間の慣らし"運転"と言っているので、圧力をかけて放置するだけじゃなくて、CPUを動作させる=熱を加えることが重要だとは思うんだが…


AINEXのサイトから海外の製造元のサイトへ行って説明を読んだところ、以下のような説明があった。

Due to the unique carrier fluid used and the shapes and sizes of the thermally conductive particles in Arctic Silver's thermal compounds it will take multiple thermal cycles to achieve maximum particle to particle thermal conduction and for the heatsink to metal cap interface to reach maximum conductivity.

熱サイクルによって、粒子がヒートシンクとメタル(ヒートスプレッダ?)間の接触を向上させ、熱伝導がよくなる。そのサイクルは熱伝導粒子のサイズおよび形で決まる…みたいなことが書いてある気がする。
というわけで必要なのは熱らしい。


海外のマニュアルでも銀のタイプは200時間の慣らしが必要とのこと、セラミックとかは25時間とか書いてあるので、桁が一桁違う。
つけっぱなしにしたとしても約8日間なので、とりあえずしばらく使ってから振り返ろう。


さらに読んでみると"This period will be longer in a system without a fan on the heatsink"とも書いてあり、熱勾配に沿った方向に熱伝導粒子が整列するということか?と思った。
ヒートシンクにファンがついていない場合ヒートシンクからの放熱が少ない→CPUとヒートシンク間で温度差が少ない→熱勾配が緩やか→粒子の整列がゆっくりということかと。