ラチェット

電動が出たりしたので、改めてカンパのエルゴパワーを見直してみたが、やっぱりシンプルで良いと思う。
シマノのように同方向に操作するレバー2本(1本はブレーキ兼用)をリンクで別々の方向に変換して操作するわけじゃなく、巻き上げと解放それぞれで操作方向が違い、ラチェットが直接引っかかって動かしてる感触がある(曰く、インデックスつきのWレバーをブラケットに埋め込んで、ラチェットでひっかけて単方向×2の操作にして動かしているだけ)。
ガチャガチャガチャ!といかにもラチェットっぽい音がして、止まっている状態だと重く感じるが、走っているとちょうどいい重さに感じる。


機構が露出しているのが気になったが、3年近く使っていて特にトラブルがないってのはシンプルゆえの堅牢さかと思う。
変速器部分はアセンブリ交換(実際には分解して修理できるらしいが)扱いのシマノに対して、部品単位で交換できるのも魅力といえるかも(内部構造を見るといよいよWレバーっぽい)。


ただ、電動エルゴパワーが出てから見直すと、水平位置にある親指のレバーだけはもう少し低くしてもいいんじゃないか?と思える。
ラチェットの仕組みから考えると、適当なスペーサでも入れて水平に戻らないようにすればいいか?と思って試してみたが、水平に戻らないとラチェットが開放されず巻き上げれないということが分かったのでNG。
ラチェット本体を改造すればできそう。