電動Ultegra

自転車屋さんに置いてあった雑誌の特集記事を見てきた。


Duraで4芯だった配線が2芯になったのと、フロントディレイラーが集中管理していたのが各ユニットごとにメモリを備える方式になったのと、アナログ的にやってた調整がPCからできるようになったのと、線がアッセンブリじゃなくてハブからそれぞれ長さを選択して伸ばすようにした配線トポロジーの変更をしたのが違いらしい。
違いすぎる気もする。


4芯→2芯は電源と信号を共用化したってことだろうか。
MAXIM(旧ダラス)の1-wireみたいに電力と信号を単線で送って、なおかつ双方向っていうプロトコルは普通にあるので、それと同じような感じなんだろうか。
モーターを動かすための電力を送るのと信号の伝達が両立できるのかが興味深い。
モーターからのノイズとかどうやって対処してるんだろう?


各ユニットごとにメモリを持っているというのは、ニュアンスとしてみるとユニットごとにプロセッサを積んでるってことだろうか。
でも前の4芯の時も直接モータを動かしているにしては信号線が少ない気がしたので、元からプロセッサはユニットごとにあったのかもしれない。


アナログ的にやってた調整がPCからやれるようになったというのは、ジャンクションについているスイッチを押しながら設定していた上限下限の設定とか、配線を入れ替えて実現していたボタンの入れ替えとかの設定がWindows上のソフトからできるようになったらしい。
GUIもすでにできていて、画面写真が載っていた。
ファームウェアのアップデート?なる機能もあるとか。
設定項目がどれぐらいあるのか不明だけど、ステップごとの動く距離とか設定できればシマノ以外も使えるんじゃ…


配線トポロジーの変更は今まではすでに出来上がっているハーネスを取回す→余った分は巻きつけて長さを調整ってやってたのが、長さの異なる線を選んでハブに挿してハーネスを作る方式に切り替わったらしい。
これはあまりも出ないし、いい方法だと思う。


システムとしてはほとんど別物で、コンポを混ぜて使うこともできないらしい。
実機が出てきたら見てみたい。