ARM搭載サーバ

変な時間に目が覚めたので、PandaBoardを使っていて思ったこと。


現状、ネットワーク負荷がかかるような使い方をほとんどしてないから問題にならないけど、普通のサーバ用途として考えると、PandaboardのUSB経由100MbpsというEthernetポートと、SDまたはUSBしかストレージを付ける方法がない(しかもUSBは1系統をハブICで分岐)というのは心もとない気がする。
サーバ用として他のがないかちょっと探してみた。

Pulg Computer

Marvell社の提唱する組込プラットフォーム。
Business-Class Web Hosting by (mt) Media Temple
Marvellの独自拡張ARM(Intel StrongARM系統)のSoCを使ったACアダプタ型コンピュータ。
ネットワーク用SoCを使っているおかげで、GbESATAがネイティブで出ている。
お手軽サーバ用には最も向いていると思う、コンセントにさしてLANを繋げれば終わり。


AC100V電源と一体化していることがメリットであり、デメリットだったが、最近の奴は電源部とコンピュータ部分が分離できるのでよくなった。


あと意外に便利そうなのが、USB-UARTを内蔵しており、"デバッグ専用USBポート"を備えている。Linuxでソフト的に実現しているのと違い、どんな時でも監視できる。

Trim Slice

イスラエルの軍事用コンピュータとか作っているメーカが出してる小型デスクトップ。
ARM Linux Mini Computers |Utilite
CPUはNvidiaのTegra2(Cortex-A9 Dual+GeForce)。
GbEはチップからネイティブで出てる。
SATA SSD搭載モデルもあるが、SATAはUSBからの変換で行っている。


特筆すべきはボディがメタル(アルミ)でなおかつ、薄いこと。
サーバーというよりシンクライアントに向いてそう。


拡張して使うなら組込的なI/Fが出ているPanda/BeagleBoardだが、ソフトで完結する仕事ならこういうやつの方が良い気がする。