AT91SAM7S256とSH7125

また使ってるマイコンアーキテクチャが変わったわけですが、AT91SAM7S256(アーキテクチャ的にはARM7TDMI)とSH7125を比較した雑感など。

SH7125

利点
5Vで動く
大多数の50MHz動作のマイコンと違い、5V単電源で動かすことができる。ただポートが非力でLEDドライブには外部バッファが必要なのであまり変わらないかも。
日本語ドキュメントが豊富
日本で作ってるだけあって日本語ドキュメントが整備されていて楽。
日本語作例が多い
gcc、SHC両方ともそれなりの作例があり、参考になる。
欠点
メモリが少ない
Flash 128KByteは良いにしても、SRAM 8KByteはRAMデバッグするには一寸小さい。
Flashの公称寿命が怖い
RAMデバッグはできないので毎回焼きこむことになるが、メーカー公称寿命は100回。実際にはもっと大丈夫らしい。
I/Oが微妙に痒い所に手が届かない
SPIとI2Cは欲しい(まあソフト的に実装できるけど)。

AT91SAM7S256

利点
メモリが多い
Flash 256KByte SRAM 64KByte、SH命令(16ビット固定長)とARM命令(32ビット固定長)だとコード密度が異なるのでなんともいえないが、さすがに8倍も差は無いと思う。Thumb命令(16ビット固定長)使えばほぼ同じコード密度?
I/Oが豊富
USB・SPI・I2Cなど今回使いたいものが揃ってた(ARMに替えた理由の半分がこれ)。
Flashの公称寿命が長い
ARMというよりAtmelのおかげだけど、Flash書き換え回数がそんなに怖くない。さらにRAMデバッグを併用すればより安心度は増す。
欠点
電源が複雑
3.3V+コア電圧は別。USB関連のICはどちらにしても3.3Vなのである意味好都合ともいえる。
ドキュメントが英語
歯を食いしばって読め(略
作例も英語が多い
歯を(略
環境も(略
歯(略


…メモリ量以外はぶっちゃけ好みでしかない気がする。
とりあえずARMを使ってみるいい機会だと思ってやってみよう。