SRC4382/4392

コメント欄で森秀樹氏(id:hmori)より情報を頂いたサンプリングレートコンバータ。
基本的に以前紹介したDIX4192にASRCブロックとSRC出力のバスを追加したものです。
4382と4392の違いは内蔵しているSRCの性能で、4392はTIの最高峰SRC4192/3相当が内蔵されているようです。
双方向オーディオポート(SDIN/SDOUT/LRCK/BCK)×2 S/PDIF入力×4を持つDIR×1 ドライバ内蔵DIT×1に加えASRCを持っています。
バスは4本でオーディオポートの入力データが2本、DIRの入力が1本、SRC出力が1本です。
どの出力ポートにも4:1のMUXが備えられ、全てのバスにアクセスできます、SRCだけはSRC出力を除く3:1のMUXを持ちます。
クロックもマトリクスを持っていて、外部入力のマスタークロック、DIR用のリファレンスクロック、そしてPLL復調したクロックの3種類を各ブロックに任意に送ることが出来るようです。
とにかく内部で接続できた方が良いと思えるところは全て接続出来るようにしてある感じです。


例によってコントロールはSPIまたはI2Cのみです。
よって外部にコントロール用のマイコンが必須です。


しかし考えてみれば昔なら多数のICとDSPが必要でハイエンドオーディオでしか見かけず、一昔前でも数個のICが必要だった機能がついにワンチップに…
dCSの奴とかDSPスゲーとか言って見てたのがこれ+マイコンで終わり?
電源もこだわらなければ3.3VスイッチングACアダプタ+1.8V LDOレギュレータで終わりだし。