PCM1704がNRNDになったことについての妄想

昨日のことについて適当に考えてみました。


PCM1704は何の細工もなく*124ビット精度*2を実現する脅威のDACです。
当然製作にはレーザトリミングが必須ですし、高コストなBi-CMOSプロセスも必要です。
なのにディジタルフィルタ外付け*3のうえ、コストが高くて高級品にしか採用されません。


逆に新規製作用に推奨されているPCM179xはアドバンスドセグメントのおかげで精度はあまり問題にならずに高性能化が実現でき、なおかつ単体ディジタルフィルタより性能の良いディジタルフィルタを内蔵していると言う化け物のようなDACです。
コストもPCM1704ほど高くありませんので、高級品以外にも採用できます。


やっぱり売れなきゃしょうがないってことなのかな…

*1:⊿Σなどの時間軸方向に展開する手法を使わず

*2:実際のスペックをみると20bitぐらいの精度しか出てないようにも見えますが

*3:と言うか内部のロジックなんてほとんどない