PandaBoard用SDカード作成

ベンチマークを取って放置していたBeagleBoardPandaBoard用のmicroSDHCにUbuntuを入れた。
初めからPandaだったら標準SDHCで良かったな…と思いつつ。


手順はOMAPpediaのUbuntuインストール方法を参考に行った。
公式のままだとSDのサイズがいくつであっても、74MBのFAT32(U-boot用)と2GBのExt3(Linuxファイルシステム)になるので、LinuxファイルシステムパーティションサイズをSDに合わせる方法を試行錯誤でやってみた。

手順

イメージの入手

UbuntuのARM Netbookイメージ+OMAP4用ソフト付パッケージをUbntuのサイトからダウンロードする。

ダウンロードしたイメージをSDに流し込む

インストールマニュアルに従い、流し込む。

sudo sh -c 'zcat ./ubuntu-netbook-10.10-preinstalled-netbook-armel+.img.gz >/dev/'

zcatで解凍したデータをSDデバイスに直接流し込む。
これでパーティションが出来上がる。


以降、SDカードは/dev/sdbにマウントされているものとする。

Ext3パーティションのバックアップを生成

ddを使用して、Ext3パーティションのバックアップを生成する

sudo dd if=/dev/sdb2 of=UbuntuExt.image

コマンドを実行し、しばらく待つと、2GBのイメージができる。

fdiskを用いてExt3パーティションを作り直す

fdiskでExt3パーティションを削除し、FATを除いた全領域をExt3パーティションにする。

バックアップしたパーティションデータを流し込む

パーティションができたら、ddを使ってバックアップしたデータを流し込む。

sudo dd if=UbuntuExt.image of=/dev/sdb2

コマンドを実行すると、読み出しよりずいぶん時間がかかるが、しばらく待つとデータが流し込まれる。

エラーチェック?

ファイルシステムの容量を拡大しようとしたら、先にエラーチェックをしろといわれたので、エラーチェックを走らせる。

sudo e2fsck -f /dev/sdb2

コマンドを実行すると、エラーチェックのようなものが走って問題がないことが確認される。

ファイルシステムを拡張

ファイルシステムパーティションサイズまで拡大する

sudo resize2fs -p /dev/sdb2

コマンドを実行すると、ファイルシステムのサイズがパーティションいっぱいまで拡大される。

結果

とりあえずExt3パーティションはSDのサイズ限界まで拡大し、内部に入っているデータも損傷がないように見えるSDが完成しました。
もしかしたら何かコピーできないものが落ちたり、2G決め打ちでないと動かなかったりするかもしれないので、もう一枚は拡大せずにzcatで流し込んだ状態でバックアップに回すことにしてPandaBoardを待つことにします。